ベンヤミン・アステリア首相「クネセト議会の解散総選挙を実施し、エンジンをまわす」と言います
本日2021年12/13日ベンヤミン・アステリア首相は、リクード党党大会にて、近日中に突如解散総選挙を実施する意向を示した。解散総選挙を実施し、自らの求心力の拡大を狙う狙いだ。先日クネセト議会にて予算案が成立したため、解散の実施を決意したものと見られる。
現在のリクード党の議席は70議席と単独過半数を超えている。野党第一党に労働党32議席
青と白8議席、パラド4議席、イスラエル我が家、リバタリアン党が1議席となっている。
アステリア首相は、現在約12年首相に就いていたため、国民の間では飽きの声も聞こえる。
だが一方で、右派が勢力を着々と固める中、左派政党の勢力をみると政党が乱立傾向にある。小選挙区かではこのような政党乱立下では、左派票が分散するため、非常に難しい選挙を迫られることになるだろう。
アステリア首相は次期首班再選を目指しており、リクード党のギデオン・サアル幹事長は、
「アステテリアの次もアステリアだ。選挙で勝てるのなら下ろす理由がない」と次期首班再選を支持している。
各政党の政策と思想
・リクード党・・・修正型シオニズム、経済右派自由主義、積極的防衛主義
・労働党・・・シオニズム、中道左派、パレスチナとの対話を掲げる
・青と白・・・中道左派 シオニズム、社会自由主義、パレスチナとの対話を重視
・バラド・・・アラブ系政党 パレスチナの国家主権回復、反シオニズム
・メレツ・・・左派政党、パレスチナと運命共同体の創設
・イスラエル我が家・・・極右政党、経済自由主義、反アラブ、パレスチナの全土併合を掲げる
・リバタリアン党・・・経済自由放任主義、アナルコキャピタリズム、パレスチナ問題へは不介入
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